神戸市外国語大学英米学科・第二部英米学科で開講されている南川ゼミに関する情報を提供しています。
南川ゼミは、2008年度に2期生を迎える、まだまだ新しいゼミです。2008年度は、3年生9名、4年生7名が参加しています。南川は社会学とアメリカ研究が専門ですが、ゼミでは、おもに20世紀以降のアメリカ社会論や文化論をゼミ生たちといっしょに勉強しています。
2009年度の新規ゼミ生の募集が始まります。南川ゼミの受講を希望する方、ゼミの内容に関心のある方は、10月10日(金)の説明会に参加してください。募集についての詳細は、大学で配布されている研究指導募集要項をみてください。
2008年度前期の3年ゼミは、アメリカのポピュラー文化をテーマに、「文化現象」を研究対象とする際のアプローチや、そのような研究をとおして見えてくるアメリカ文化の特徴や問題などを議論しました。以下の文献(の一部)を読みました。
渡辺靖『アメリカン・コミュニティ:国家と個人が交差する場所』新潮社、2007年
Michael Kammen, American Culture, American Taste (Basic Books, 1999), Chap.4.
Janet Wasko, Understanding Disney (Polity Press, 2001), Chap.4.
Ien Ang, Watching Dallas: Soap Opera and Melodramatic Imagination (Routledge, 1982), Chap.3.
内田隆三『ベースボールの夢』岩波新書, 2008年, 4・5章
マリタ・スターケン『アメリカという記憶』未来社, 2004年, 1〜3章.
また、9月に実施した夏合宿では、アメリカ文化のなかでのマイノリティの表象をテーマに以下の文献を読みました。
Robert Lee, Orientals: Asian Americans in Popular Culture (Temple University Press, 1999)
2008年度後期のゼミでは、20世紀アメリカ社会の変化をテーマに以下の文献を読む予定です。Education, Race, Family, Labor, Living Standard, Religion, Cultureなどの項目について、最近100年間でどのような変化が生じているのかを英語文献を通して学びます。
Claude S. Fischer and Michael Hout, Century of Difference: How America Changed in the Last One Hundred Years (Russell Sage, 2006).
また、これにあわせて、ゼミ生の関心に合わせて、上記以外のテーマ(Poverty, Foreign Policy, Presidency, Media etc...)についても、英語・日本語文献を用いて議論する予定です。
2008年度4年ゼミでは、卒業論文の完成へ向けて、それぞれ研究を進めています。前期は、
南川文里『「日系アメリカ人」の歴史社会学:エスニシティ、人種、ナショナリズム』(彩流社、2007年)
を読んだあと、各自の卒業論文のテーマ関心にあわせて、いくつかの文献を読みました(以下はその一部です)。
Evelyn Nakano Glenn, Unequal Freedom (Harvard University Press, 2004)
Kim Akass and Janet McCabe, Reading Sex and the City (I.B. Tauris, 2004)
G・J・サンチェス「ネイションの相貌」『思想』931, 2001年.
John Storey, Cultural Studies and the Study of Popular Culture (The University of Georgia Press, 1996).
ウィリアム・J・ウィルソン『アメリカのアンダークラス:本当に不利な立場におかれた人々』(明石書店, 1999年)
後期は、各自の卒論研究の経過発表が中心になります。
2009年度は参加する学生の関心にあわせてテーマを設定する予定です。
ゼミについて関心のある学生は、気軽に南川までご相談下さい。また、南川の研究やゼミ以外の授業に関心のある方は、個人ホームページをご覧ください。
南川文里